8月23日(金)東京湾タチウオ

6時40分過ぎに浦安を出船。この日は風が強く、波しぶきで濡れるのが確実なので、船尾に移動。旧江戸川を下って東京湾に出る頃には、白波が立っていました。船が徐々にスピードを上げると波しぶきが飛んで来て、やはり後ろに移動して正解でした。船が波を越える衝撃で、時々、尻が浮き上がるほどで、バーを掴んでいないと倒れそうになるほどでした。

釣場は走水沖でしたが、到着したのは8時20分を過ぎていたと思います。波があったせいだと思いますが、通常よりも15分以上余計にかかりました。横浜沖くらいからは、南下するほど少しずつ風も弱くなり、走水では白波が立つほどではなかったです。ただし、小雨が降っていたので、急いでカッパを着て釣り開始。

密集した大きな船団はなく、タチウオの群れは分散していたようです。周りの船を見ても、タチウオが上がっている様子はなく、渋い一日を覚悟しました。

ロッドは、最近入手したばかりのアルバトロスフラフラの210M。錘負荷は20〜80号で、長さが210cmです。リールは、ハンドルをゴメクサスのパワーハンドルに付け替えた17バルケッタ 300HG。道糸は1号を巻いてあるので、錘40号で始めました。

タナは、65〜45mの範囲で5mもしくは10mの幅で指示が出ました。予想通りアタリはほとんどなく、船上は静かでしたが、しばらくしてポツリ、ポツリと上がり始めました。色々な誘いを試してみましたがどれもダメ。竿が柔らかくて長いこともあり、小さな誘いではエサにアクションが伝わっていない感じでした。

釣り始めて15分くらいした頃、「はい、上げて!」のアナウンスがあったので巻き上げていると、船べりにカランと音がして、

「...?」

ふとリールを見ると、ハンドルを固定しているナット、ナットの緩みを抑える金具(正式にはリテーナー)とそれを固定しているボルトの全てが無くなっていました。巻き上げている途中だったので、ハンドルが外れないように注意しながら何とか最後まで巻き上げて、仕掛けを回収しました。前回の使った時は、特に気になるところはなく、帰宅後に洗浄したり糸の塩抜きをした時も変化はなかったので、この日にネジが緩んで外れたとしか考えられないです。

タチウオを釣りに行く時は、予備のリールを持っていくことにしているので、問題なく釣りを続けることができたけど、予備のリールがなければ、この日は終わってましたね。

ポイント移動中に電動リールに付け替えて釣り再開。相変わらずアタリを出せずに苦労しましたが、竿先を下げた状態から水平になるまで一気に持ち上げて、小刻みに巻き取りながら竿先を下げて、再び、竿をぐいっと持ち上げる誘いを繰り返していると、ようやく乗りました。

上がってきたのは指3本弱。普段であればリリースですが、渋い一日になりそうなので、とりあえずキープ。時計を見ると9時5分でした。同じように誘いを続けていると、2匹目も特に前アタリもなく、掛かってきました。

これは連荘できるかなという時に、ポイント移動。釣れている時は、続けて釣らせて!と思いますが、船上ほとんど釣れていないのでやむを得ないですね。この後、ポイントを移動しながら釣り続けましたが、ほとんどアタリはなく、忘れた頃に出るアタリも一撃で終わってしまうテクニカルな状態です。この時間帯に、アタリを出せる誘いができないのは辛いですね。

猿島に近い水深40mちょいのポイントでは、底からの誘いでした。周りでバタバタっと釣れ、自分にもノーマルな誘いで5mあたりでアタリが出て、しゃくり続けて掛けた1匹がありましたが、巻き上げの途中で痛恨のハリス切れ!割と大きかったと期待しただけに残念。このポイントでももう少し続けたかったところですが、ポイント移動。

その後も走水あたりに南下したり猿島方面に北上したりして、ポイント移動を繰り返しましたが、アタリを出せない時間が続きます。12時も近い頃、右隣の方が見た感じ指5本のメーター超えサイズを上げました。自分にも来い!と期待してシャクっているとアタリが出て、止めずにシャクっていると、ズシッと乗りました。久しぶりの重量感のある手応えです。ややゆっくり目に巻き上げていきます。大物なので、エサを飲み込んでいる可能性があり、ハリス切れが気になりましたが、バラシもなく取り込み成功。サイズは指5本近くあり、ハサミで掴んで持ち上げた重さは久しぶりです。帰宅後に計測すると101.5cmで、何とかメーターを超えていました。

この5分後くらいにも結構なサイズが掛かりました。ひとしゃくりリール1回転、ゆっくり目にシャクっていると、アタリが出て、同じように誘うと素直に掛かってくれました。サイズは、指4本強の88cm。

結局、この日の釣果は、14時の沖上がりの間際に釣った1匹を含め計5匹。船宿のHPでは、トップは16匹(2〜16匹)となっていました。私がいた右舷では、多い人で7、8匹といった感じだったので16匹は意外でしたが、上手にアタリを出せる人がいるということですね。初めて使った竿の影響も多少はあると思うけど、アタリを出せない最近の状況は何とか改善したいところです。とは言え、メーター超えを釣ったので、多少は満足のタチウオ釣りでした。 

 

【タックル】
・ロッド アルバトロスフラフラ 210M
・リール 17バルケッタ 300HG(ハンドルは、パワーハンドルに装換)、フォースマスター400DH
・道糸 PE1号
・おもり 40号
・天秤 ステンレスL型18cmを改良した自作天秤
・仕掛け フロロ6号、基本的に2m、ハリ2/0(サーベルフックX)
・えさ サバ  

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